7days book cover challenge-2:雑文集

だいぶ間が空きましたが、2冊めの紹介です。

2冊めは村上春樹の雑文集です。

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新潮社、2013年第6刷

なんだかどこかで見た人気キャラクターのようなねずみとうさぎのイラストをそれぞれ和田誠さんと安西水丸さんが描いています。イラストは紙の表紙、文字はプラスチックのカバーに描かれている、ちょっと珍しい作りだと思います。帯っぽい下のところも表紙です。

小説ではなくエッセイ、解説、ちょっとしたフィクションなどこれまで単行本として発表されていないもの、未発表のものを集めた内容です。前書きにそのへん書いてあるのですが、村上春樹ですからちょっと引用するには長いのです。

この本を知ったきっかけははてなハイクでした。あるハイカーさんが最近読んだ本のキーワードに投稿していて、その方が特に面白かったと書かれていた部分に興味を持ったので丸善へ走りました。そうしてお迎えした本ですが、字が小さい!少々話がそれますが、近年の文庫本は大きめの字に変わってきました。しかしシャーロックホームズシリーズを出している創元推理文庫は小さい字のままで、シャーロックホームズは小さい字で楽しむ仕様となっています。その創元推理文庫とほぼ同じ大きさ。ノーベル文学賞受賞につられて買ったカズオ・イシグロ日の名残り(早川書房)と比べると半分です。まあそういうわけで読んでると目が疲れるのです。したがって購入から5年は経ったであろう2020年5月末時点でまだ読み終わっていません。長時間飛行機に乗らないといけない(などという事態はしばらくありそうにないけど)用事ができたらこれを持っていくと思います。単行本並みに厚いけどカバーが薄くて軽いので、泊まりがけの夜にはいい気がする。繰り返しになりますが、長編小説ではなくエッセイや対談などの分量としては短編がぎっしり詰まった本なので、きりのいいところ、がたくさんあるのです。きりがよくなる頃には目が疲れているんですけど…

今年中に読み終えたいとは思っています(毎年そう思ってはいる)。