あまり楽しい話ではない

阪大病院のICUをコロナ病床専用にって、コロナ以外の重症患者が治療機会を奪われるのは医療崩壊でなくてなんなのか。

松井が「私権制限やむなし」という主旨の発言をしたようだけど、そんな状況に追い込んだのは誰ですかね。ここでの私権は外出規制を主に指したのだと思いますが、適切な医療を受ける権利まで制限すると取られかねない状況にあって政治家が言っていいことじゃない。自分の立場もわかってない。

首長にとって最も必要なのは危機管理能力だと思います。人間性もまあ大切ですけど猫かぶりでごまかせる程度のことは支持を集めたい選挙期間しか役に立たない。口が悪かろうがしたたかに立ち回ろうが、非常事態に的確な指示を出し、正しい情報を提供できる、そういった実務に長けた人が地方自治にとって優秀な人材です。もっと言うと災害大国にあって非常事態を想定しないできない政治家は無能も大概にしろ、です。

 

大阪の状況は対岸の火事ではないし、痛い目を見ないとわからないことはたくさんあるし、コロナ禍のおうち時間充実なんてメディアのどうでもいい話より今は自分のしたい生活を守るにはどうするのがその時々のベストな判断なのかを考える機会でしょう。